塩のうま味は、醤油と同じで雑味から来るもの。海のミネラル成分がどれだけ含まれているかで決まります。
ミネラルが十分に含まれている塩は、甘いし、美味しい。よく「塩は血圧を上げるからとだめだ」と言われますが(確かに99%の食塩はそうなのですが)、こういう塩は血圧も上げないし(むしろ下げます)、身体にいいのです。
この4つのうち、もっともミネラルの豊富なのが「4.自然海塩」です。ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛など、海の複雑なミネラルがそのまま凝縮されています。
同じように、「海水からつくったミネラルたっぷりの塩」のイメージで売られているものに「3.再生加工塩」があります。「伯方の塩」「赤穂の天塩」「シママース」などの名称で販売されていたりします。
これはまず、メキシコなどの外国から安い岩塩や自然結晶の天日塩を買ってきます。これを海水の中で溶かし、それを煮詰めて結晶化するのです。
ところが、岩塩にしろ、天日塩にしろ、ミネラルは殆ど入っていません。塩を自然結晶させると、ミネラルを押し出してしまいますから、純度が高い塩になってしまうのです。
そこでどうするかというと、「塩化マグネシウム」とか「塩化カルシウム」などを、あとから添加するのです。
ココまでお読み頂いて、どう感じましたか?
日本は、海に囲まれた島国だということはご存じだと思います。最近では、「地産池消」、「身土不二」という言葉も頻繁に使われているのもご存じかと思いますが、結局のところ、自分が住んでいる地域・環境で取れたモノを口にするのが一番良いということを示しています。
なので、色々な自然塩であっても、外国産じゃなく国産の方が良いんです。岩塩は、日本にはありませんから、海水から作った塩の方が、良いということだと思うのですが、いかが思われますか?
以前、食品添加物ソムリエとも言われた安部さんは、今、自然海塩づくりに励まれています。私の心の師、「赤峰勝人」さんは、「なずなの塩」を大分で作っていますし、「塩の大切さ」を20年以上も前から説かれています。「ミネラルバランス」って言葉をご存じなら余計です。
「赤峰勝人先生&なずなグループ」とは?
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