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体内時計を理解して食事することの重要性
食事療法で有名な甲田先生が主張されている「半日断食」、2001年に流行したビール酵母ダイエット、それに黒糖ダイエット。朝食は野菜・果物ジュースで十分という説があり、日本では朝食抜きは良くないとする節が大勢を占めているので、私なりにじっくり勉強し、考えてみました。 私なりの仮説で、「ライフスタイル革命」という書物の中の一文に、人間の体内の消化・吸収サイクルが説明されているのですが、身体のリズムとして朝の4時から昼の12時までは排泄のサイクル、昼の12時から夜の8時までは食べるサイクル、夜の8時から朝の4時までは体内への吸収サイクルと書かれているのです。 甲田先生も、朝は排泄に徹することと言われているんです。おそらく、このサイクルを知っている方が少ないと思うのです。 これらの4つの説にあてはめると、偶然と思われないのですが、どれも朝食は抜きでも構わないか、殆どの場合流動食程度で済ませているのです。 つまり、排泄の邪魔をしないような物であるという点です。 もし朝食が1日の活力の原動力でどうしても必要で、かつ脳に栄養が必要というなら、脳や筋肉やすべての身体の細胞のエネルギー源は糖でまかなわれているのですから、糖分を補えば良いということになるのではないでしょうか。 皆さんはどう思われますか〜。 それに、朝食は英語でbreakfast。Fast(断食)をbreak(やめて)食べる1食目という意味だそうです。だから朝食は、前日の夕食後から断食して食べる1食目なので、ごく軽めに食事で十分だそうです。意味が深いですね〜。 つまり甲田先生は、現代人は3食きっちり摂る上に、なおかつ間食もし、運動不足も加わり、胃や腸が休む間なく働いており、また常に胃や腸に何かが詰まっている状態なので、胃や腸に負担がかかりすぎて、オーバーヒート気味であると訴えておられるのです。 つまり胃や腸が荒れても、傷がついても修復する時間がないのが現状です。その為にも胃や腸を半日程度休ませることにより、荒れや傷も修復でき、本来の働きを取り戻すことが出来るようになると唱えておられるのです。 人間は、原始時代のことを思い出すまでもなく、少し前まで今の野生動物と同じで、常に食べ物があったわけじゃなく、飢餓に耐える本能を身につけていたのですが、今でもDNAにはそれが刻まれており、飢餓本能を呼び起こすことにより、身体本来の働き(生理作用)を取り戻すことも出来るようになるんです。 別の角度から説明すると、倹約遺伝子というのがあり、それは要するにエネルギーを出さない、栄養分を溜め込むことを司る遺伝子だそうです。 日本人にはこの倹約遺伝子が多く、40%弱を占めており、この遺伝子は、無駄なエネルギーをセーブする、節約する遺伝子で、飢餓には順応しやすいんですが、逆に飽食では、肥満になりやすく、このために、ピマ族(アメリカ大陸の先住民族)も私達日本人も、現代の飽食の環境下では、太りやすくなってしまうのだそうです。 DNAって怖い存在なんです。 その為にも、食べ過ぎを是正しないといけません! 自然と共生をしている野生の動物は、肥満気味は存在しません。ましてや人間のように余計な食事をしないはずです。面白い例として、動物園のライオンは野生時代と同じようにするため、毎日食事を与えず、サイクルを決めて、食べさせては、餌を与えない日を数日設けているそうです。 人間も飽食の時代だからこそ、敢えて消化器官を休めさせるために、小食を心掛けても良いのではないでしょうか。 それが、生活習慣病対策の一番の近道だと思いますので。
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