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りんご酢に入る前に、りんごの凄さをお伝えしたいと思います。 米国やヨーロッパでは、「毎日1個のりんごで医者要らず」という諺があるくらいなんです。つまり、りんごがいかに身体にとても良い食べ物であるかを如実に示している言葉といっても良いでしょうね。胃腸をこわしたり、風邪を引いた時などに、すりおろしたりんごを食べた経験も多いはずです。赤ん坊も、離乳食の第一歩ではなかったですかね? しかもりんごには、糖分、りんご酸、食物繊維を始め、カリウム、ビタミン、ポリフェノールなど、私たちに非常に有益な成分が豊富に含まれています。
りんご酢は、アップルワイン「シードル」に、さらに酢酸を加えて発酵させたものです。 まず「シードル」の製法ですが、一般的には原料として渋みや酸味の強い加工用のりんごが使われていますが、日本ではデザートアップルと称される生食用のりんごを原料に用いています。食べて美味しいりんごは、飲んでも美味しいと言うことの証でしょう。 「シードル」にはただ1滴の水すら加えられていません。旬のりんごだけを原料にして絞り汁を一時発酵、酵母の力でりんごの糖分がアルコールと炭酸ガスに変化し、りんごはほんのりと甘酸っぱいお酒に変わっていきます。そして、さらに冷却してゆっくりと約1ヶ月半の時間をかけて二次発酵。口当たりのよい泡をシードルに溶け込ませます。 つまり、原料のアルコールを香料・糖類・加重などを添加して造る他のフルーツのお酒とは全く異なる100%ナチュラルな生のお酒、これがシードルの特徴です。 これだけ手間暇掛けて造られているシードルに酢酸を加えて発酵させているのです。 りんご酢の成分の中で特に注目したいのは、原料のりんごの持つ豊富なカリウムです。lこのカリウムはりんご酢になっても損なわれることはありません。 カリウムが不足すると、疲労、高血圧、心臓障害などの多くの疾患を引き起こす恐れがあります。またカリウムは余分な塩分を排出するので、疲労防止や高血圧予防に役立ちます。 カリウムなどりんご自体にの有効成分に加え、りんご酢には酢酸、りんご酸、クエン酸、コハク酸などの有機酸も豊富に含まれています。 これらの有機酸は乳酸が筋肉中に溜まるのを防いで身体の疲労を回復し、唾液や胃液などの分泌を盛んにし、食欲を増進させる効用もあります。また有機酸に含まれる酢酸には、インスリンの過剰分泌を抑制することからの血糖値上昇抑制、骨塩量を減少させることからカルシウム吸収促進などの効果も認められています。
日本で市販されているりんご酢には、100%果汁を自然発酵させて造ったものと、合成あるいは加工酢などがあります。効用を十分に得たいのでしたら、カリウムなど多く含まれた100%果汁りんご酢をお選び下さい。 ただし、酢は胃液の分泌を高めますので、胃酸過多や胃潰瘍の方は摂りすぎに注意しましょう。 米国でもっとも長寿者の多いバーモント地方では、古くからりんご酢を使った自然食療法があります。例えば慢性頭痛には、まず同量のりんご酢と水を容器に入れ、ストーブで温める。湯気が昇り始めたらその湯気を顔に当てる。のどの痛みや風邪の予防には、りんご酢とハチミツを各大さじ1杯ずつコップに入れ、水で薄めたものでうがいするか、飲む。バーモント地方のりんご酢療法は、ほかにも咳止めやめまい、つわりなどにも効果があるとされています。 他にも、便秘にもにも効果があると言われています。 最後に、「純りんご酢」を飲んで、健康であり続けたい、健康を取り戻したい方は、ぜひお試し下さい。
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